作業内容

老朽化したアパートの特殊清掃です。
部屋の中に10匹以上猫を飼っていたので、部屋の中は、猫の糞尿の臭いで、見積もり時に目を保護するためのゴーグルを装着しての作業でしたが、目を開けているのが厳しい程の刺激臭でした。ここのお部屋の大家さんから依頼されて部屋の畳を全て交換して、壁に板も全て解体して、壁の中にある断熱材も全て交換しました。

特にひどかったのが、写真のトイレでした。このトイレは、杉板で、造作されていましたが、腐食が進んでいたために解体して、板だけではなく、下地の木も全て交換しなければならない状態でした。通常の特殊清掃では、使える部材は、そのまま使ってというのがセオリーですが、今回の場合には全て取り換えるというような状況でした。

ただし、予算の関係もあるので、便器やトイレのタンクなどは、一度外して、お風呂場で、ピカピカに磨きました。臭いは、オゾン脱臭や光触媒などで、部分的に消臭効果が上がるように施工しました。

元々は、この建物自体が、木造家屋なので、主たる柱や桁や梁は壊せないので、猫の尿を特殊な溶剤で抽出したの後に十分に乾燥させて、防臭塗装して、完成です。

大家さんも喜んでくれたので、達成感があった現場でした。